巴乙 第12輪

by:LukaHoops3週間前
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巴乙 第12輪

第12節のドラマ:データと心の揺れ

「ブラジル2部リーグは下位チームと夢だけの戦いだと思っていましたか? 間違いです。この週はゴールラッシュからドローデッドロックまで、すべてがリアルタイムでデータ化された舞台でした。

私は3年間、PythonとTableauを使ってブラジルリーグを分析してきました。ゴイアス対クリシウマが90分に同点ゴールを決めた瞬間——VAR確認8分間——ただ緊張したわけではなく、その遅延時間もモデル検証用に記録しました。

意外な展開を引き起こした瞬間

最大の驚きはアマゾナスFC対ヴィーラ・ノヴァで、ハーフタイムでリードしていた相手を逆転した2-1。しかし統計を見てみると、アマゾナスはポゼッション率47%ながらも最終三行でのパス成功率89%。量より質が勝った戦術的正確さです。

そしてヴィトリア・ダ・コンクィスタ対アヴァイでは、追加時間に両チーム連続ゴール。1-1という激しい結果となりましたが、正味プレー時間は約2時間。しかし正規時間外に本格的なチャンスは一つも生まれませんでした。

戦術分析:なぜ勝ち負けが決まったのか?

守備こそ真価を発揮する。このリーグでは潔白(無失点)は金貨以上です。

クルゼイロ(正確にはクリティバ)はアヴァイとパヤンズに対して連続無失点。平均ポゼッション率37%ながらも効果的なミッドフィールドからの深く下げたプレスで相手ミスを誘発していました。

一方フェロビáriaはミラッソルにPKで勝利したものの、今週3試合敗退。セットプレーでの守備崩壊が原因で、各試合でコーナーキックから失点しています。これは昇格を目指す上で深刻な課題です。

ホーム優位性も顕著でした。ランキングより低いチームでもホームでは76%の試合で勝ち或いは引き分けました。

LukaHoops

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